10/30/2011

フィリピン留学のご報告。


きちんと報告できていない人がたくさんいるので、
今回はフィリピンに留学します、という報告ブログです。



本日10月30日に到着して、来年の夏ぐらいまでいたいなあと思っています。
(実は半年先までしか詳しいことは決まってません)


11月からは、フィリピンの東大と言われるフィリピン大学で
Community Developmentを学んできます。
同時にある企業でのインターンもさせてもらうことになってます。


そして、よく聞かれるので、なぜ留学を決めたのか、
なぜフィリピンに決めたのか、について書きたいなと思います。

とっても長くなる気しかしないので、時間があれば読んでみてください。


  • なぜ留学を決めたのか

まず1つ目の理由は、英語力。2つ目は、中途半端な自分を成長させるため。
3つ目は、もっともっと国際交流するため。


  • 英語力
もうそのまんまなんですが。

私はかなり昔、英会話教室に通っていて、英語とはその頃から切っても切れない縁でした。

高校は国際科に入って、読む・聞く・話すの英語漬けで、3年間を過ごしました。
その英語漬けの生活のおかげで英語力はついたものの、
大学入学後、英語を使う時間が格段に減り、TOEICのスコアが150ぐらい下がりました。(笑)


よく言われるように英語はあくまでツールだし、旅行に行って英語で困ったことは特にありません。

でも、私はやっぱり仕事で英語を使いたいし、
人間関係を築く時、大切な人と英語で話すとき、できるだけ相手のことを理解したい。


そのためには今の英語力では十分ではないなあと思いました。
一度英語から離れてしまったけど、もう一度しっかり学ぼうと思います。


  • 成長

中途半端な自分を成長させるため、というのは
今まで留学に行きたいと思いながらも、勇気が出なかった自分に踏ん切りをつけるため。


結果的には、"本当に行きたい"と思うまで、目的意識を持てるまで
気持ちを熟成させることができて良かったと思います。

Twitterにも書いたけど
大学1年生の時、初対面だったある人に、留学すればいいかもねって言われた。ローラに足りないところが、それで補えるかもね、って。俺はそうだったよ、って。本人は覚えてないだろうけど、今でも覚えてる。

この頃から自分に足りないものは変わっていなくて、
根性ないし、何かに頑張り通したこともあんまりないし、
そういうところが決定的に足りないと、自覚しています。

勇気が出なくて、頑張ることもできなくて、そんな自分が嫌でした。
この1年は、圧倒的に成長する期間にしたいです。



  • 国際交流

3つ目の、もっともっと国際交流したい、というのは、
「東南アジア青年の船」事業(以下SSEAYP)に参加したことがきっかけです。

(SSEAYPとは、ASEANと日本の11カ国から各国30~40人が参加し、
船での共同生活とASEAN5カ国でのホームステイをする事業です)


この事業に参加したことと留学を決めたことは深く関わっていますが、
簡単にいうと「もっともっと国際交流したい」という言葉になりました(笑)



SSEAYPでは、2カ月も共同生活をすると、大事な人達がたくさんできました。
大事な家族も、マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナム・シンガポールにいます。


これが、私にとって、これほど大きなものになるとは
自分では予想していませんでした。

それほど、この2カ月で学んだことや感じたことは大きかったのです。
それと同時に、もっと深く知りたいし学びたいと思いました。
2カ月という期間では足りないと思いました。


今までにもホームステイをしたことや受け入れたこともあるし、
いわゆる国際交流をする機会には恵まれていたと思います。

でも、それを通じて、ここまで
一生付き合っていくだろう友達ができた経験はありませんでした。



人間関係が国境を超えるということは、
文化も言葉も違う人と心を通わせないといけないということで、
その人間関係が深くなるほどに、もっと自分や日本のことを知って欲しいと
自然に思うようになり、深い話をするようになりました。


それは当たり前のことで、
日本人同士でも仲が良い友達との方が深い話をするし、
深い話をするためには細かいニュアンスを伝える必要があると思います。


でも。

ニュアンスを伝えるには英語力が足りず何と言うべきか分からないし、

例えば「就活が大変だから」、と言ったって
就活というその習慣を共有していない相手は"?"だし、

本当は感情表現をするべき時に、日本人のように
言わなくても感じ取ってくれるだろうと期待したことで相手を傷付けてしまったり、、

そんな、壁にぶつかる経験が多々ありました。

そして、これが成長のための壁なんだと実感しました。



上に書いたような壁は、ニュアンスを伝える英語力を身につけるきっかけになり、
自分の習慣や文化を再認識し、それを伝え、
さらに相手の習慣や文化を知るきっかけにもなりました。

国境を超えた人間関係を築くことがどういうことなのか学びました。


こうやって成長することができたと思うので、
そしてこのように成長することを楽しめたので、
さらに1年間でもっといろいろなことに気付き、学び、成長できるのではないかと思います。



常々
どこでも、誰とでも一緒に何かできる人材でありたいとなんとなく思っているので、
この3つの理由はそこにも繋がっているようにも思います。




  • なぜフィリピンにしたのか


「何故フィリピンに行くことにしたのか」と聞かれることが多いのですが、
英語が使えて開発の勉強ができるから
と答えることが多いです。


まあそれができる国は他にもあります。
語弊があるかもしれませんが、フィリピンが途上国であることが
私がフィリピンを選んだ理由です。



ここでは3つのことについて書きたいと思います。(ね、長くなる気しかしないって言った通りです)



  • まず1つ目。

私の将来の夢は、国際協力のプロとして働くことです。


国際協力の分野で働きたい場合、それは結構狭き門だと思うのですが、
専門知識や経験などの前に「現地に住めるか(or住んだ経験があるか)」が
それなりに重要な気がしています。

それは、性格や慣れといった、なかなか身につけにくいものだと思います。
単純に、自分がそこでの生活に向いているかどうか、どのように感じるか、
試してみたいと思いました。


現地で、と言ってもマニラなので生活に困ることはなさそうですが、
いろいろな生活を見てきたいです。



  • そして2つ目。

これも将来の夢と関係するのですが、
SSEAYPに参加した時に感じた「違和感」について考えるためです。


SSEAYPで出会った東南アジア諸国の友人たちは、いわゆる途上国の人々です。
(シンガポールを除いて)


そんな友人たちと話している時に、彼らが使った"developing country"という言葉は
私たちが使う「発展途上国」という言葉とはかけ離れていました。
彼らにとっての「発展」は、希望であり、憧れであり、
developing countryという言葉にもそれが表れていました。



また、
帰ってきてからFacebookを開くと、私のfeedには
友人たちがアップした「途上国」での写真が並んでいます。

それは、例えば同じカンボジアの写真でも、
私や私の日本人の(いわゆる国際協力に興味がある)友達が撮ってアップした
「途上国」の写真とは、何かが違いました。


それは、彼らにとって母国であり、彼らの日常です。
しかし、私たちにとってはそうじゃない。非日常であり、ある意味観光スポット。

それが、悪い意味で写真に表れているように感じました。

(これについては前のブログにも「違和感」というタイトルで書きました。
こちら。



このような違和感を感じたとき、私は
「開発や支援は現地目線であるべき」
というフレーズを思い出しました。

それは、私にとっては使い古されたフレーズだったし、
これまでも、向き合ってきたつもりでした。


しかし、SSEAYPで違和感を感じてしまい、もっと真剣に、
そして日本の大学の教室以外の場所で向き合うべきだと思いました。




  • そして3つ目。(ようやく最後ですよん)


これもまた、SSEAYPでの経験によるものですが、そこで出会ったASEANの青年たちは、
これから国を背負っていくであろう優秀な人材ばかりでした。

単純に、途上国のエリートはすごい。
見てる世界(理想とか将来とか)が自分とは違いました。お金も才能もあるし。


そんな彼らと出会ってしまったことで、そして大切な友人になったことで、
私もずっと彼らと同じ舞台に立っていたいと思いました。
絶対に負けたくないし(負けず嫌いなんです)、「羨ましい」とか思いたくないなあと。


日本でもいろんな、優秀な学生さんたちと出会って、学んだことは大きかったですが、
それとはまた違った学びを、東南アジアのエリートたちから得たいと思います。






前置きした通りとっても長くなりましたが、(こんなに長いブログ初めて!)
これが私がフィリピンに留学を決めた理由です。




この1年弱、きっとつらいことや苦しいことだらけで、
今までで一番自分が試される期間になるんじゃないかなあと思っています。


ちょっとしたら、すごく落ち込む日々が来る予感がしていますが、
その時はみなさんよろしくお願いします。(笑)

でも、自分が将来達成したいことのためには、
間違いなく、代え難い財産になるような経験ができると確信しています。




この機会を与えてくれた家族、インターン先のみなさん、
ありがとうございます。


そして東南アジア青年の船の37期のみんな、
たぶん、この出会いがなければこの決断もなかったと思います。
ぎゃーぎゃー言ってた私にめんどくさがらず(笑)、
いろんなことを学ばせてくれてありがとうございました。

「最年少で参加するからには、誰よりも伸びしろがあるから、誰よりも成長する」
って宣言した通り、誰よりもSSEAYPでの経験を活かし、還元できるように頑張ります。



いつも仲良くしてくれている友人、先輩・後輩のみなさん
これからもぜひよろしくお願いします。みんなフィリピン来てね。




ではでは、1年弱、全力で頑張ります。

laura





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